女性の仕事としての秘書よりも男性主体の秘書が強い

少し前までは女性の憧れの職業として、「キャビンアテンダント」「秘書」「幼稚園の先生」があげられていました。
女性の仕事としては上級でしかも身分が保障されている羨ましい職業です。

今では秘書検定もあり秘書の仕事に必要なことを学ぶことで、
営業職や一般事務などにも秘書検定をとっていると有利になると、どこかの通信教育の案内に書かれていました。

確かに広範囲な知識と常識、書類やスケジュールを管理する管理能力、
書類の作成もありますから文章能力や語学に長けている方が、喜ばれるに違いありません。

どんな職業のどんな地位の方の秘書をするにしても、
基本は相手を思い尊敬し忠実に仕事を熟す能力が要求されるはず。
ただの「綺麗なカバン持ち」ではないでしょう。

ひとくちに「秘書」という職業にはどんな種類があるのでしょう。
この場合女性の仕事としてだけではなく、性別を問わず「秘書」として考えてみると、
一般的には会社の重要と言われる地位の人の「役員秘書」が多く、
有名なのが国会議員の「私設秘書」や「公設秘書」「政策秘書」など一度お目にかかってみたいような方々もいます。

大学教授や研究機関の研究者を補佐する「学者秘書」。
普通一般には研究費で雇われ研究者の身の回りのお世話や、事務的な雑務や研究資金の公募書類の準備などを行っています。

芸術家や建築家などの秘書の方もいます。
「専門的な職業を補佐する秘書」で、個人経営であるため事務的な仕事の他に専門的な補佐や経理、
プロモーションといった経営的な面にも仕事があるようです。

またよく資格取得の案内書に一番に載ってくる「医療秘書」。
病院長や医局、看護部長らを補佐する仕事であり、医師の診療スケジュールの管理、出張、会議や学会などの準備、
診療報酬明細書の作成や受付、会計といった医療事務も行っています。

法律事務所で弁護士の仕事の補佐をしている「弁護士秘書」。
内外の事務的な仕事をし、大きな事務所では法律に関する判例の調査や契約書の作成、債権調査などをおこなっています。

今日本で一番忙しい人であろう「内閣総理大臣や国務大臣などの秘書官」。秘書官と呼ばれる特別職公務員が補佐につきます。高官等の秘書や機密事項に関する業務を掌握しています。
内閣総理大臣の秘書官は5人、うち一人は筆頭格とされ政務を担当しています。
国を動かす人の秘書官とはどういう類の人がなるのでしょう。どんな方がなっているのか興味が湧いてきます。